英語学習

【小学生の英検Jr.勉強法】教材編(ブロンズ、シルバー、ゴールド)①

こんにちは。今日は英検の講座(レッスン)を4年ほど継続して行っている吉川が、今回は小学生の英検Jr.受験についてちょっとお話ししたいと思います。これまで小学生を対象に、

◆学童施設で3年間英検講座(週1回45分)

◆オンラインで英検講座(30分~1時間、月~木で継続中)

をやってきました。学童施設では児童英検(英検Jr.)も含め合格率は各級80%後半~90%前半ほどでした。これはなかなか高いのではないかと(でも満足はしていないので、その理由はまた別記事で)。

ということで、このブログでも小学生で英検に受かりたい人のための教材や勉強法を紹介していこうと思います!

なお英検Jr.のレッスンでは、英語とほぼふれあったことのないまっさらな子でも、2年生でGOLDに到達していました。なので信憑性はあるかと思います(1年生から週1で勉強した場合ですけどね)!

英検Jr.って何?

英検Jr.は、児童の英語能力の調査・研究を目的に、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として1994年に開発した児童向けの「育成型ゲーム感覚」のリスニングテストです。

https://www.eiken.or.jp/eiken-junior/merit/

そう、英検Jr.とはリスニングがメインのテスト。合格・不合格はなく、正答率で評価されます。

80%を基準として、次のグレードに進むか再挑戦するかを判断します。ペーパーだけでなくオンラインでも受験できます。

ちなみにグレードと目標とする到達点はそれぞれ、

◆BRONZE

  1. 英語の音やリズムに慣れ親しむ
  2. 初歩的なコミュニケーションに必要な語句や簡単な表現を聞き、理解する

◆SILVER

  1. 日常生活での身近な事柄に関する簡単な語句や表現を聞き、理解する。それに対して簡単に応答する
  2. 簡単な会話や文をいくつか聞き、その中にある情報を理解する
  3. 文字と音声の結びつきに関心をもつ

◆GOLD

  1. 日常生活での身近な事柄に関する語句や表現を聞き、理解する。また、それに対して質問したり応答したりする
  2. 2.まとまった会話や文章を聞いて、その中の情報を理解し、その場面状況を判断したり要旨を把握したりする
  3. 3.身の回りの語句や簡単な短い文を読む

の3つがあります。

テキストももちろんグレードに合わせて3通り。おすすめはアルク出版から出ているこちら。

何でこのテキストなの?

メリット

①日本英語検定協会が編集協力

②試験と同じスタイルの問題形式

③学んでおくとよい語彙分野が書いてある

①日本英語検定協会が編集協力

日本英語検定協会とは、英検Jr.を主催している団体です。そこが編集を協力しているということで、信頼できますね。このテキストを網羅しておけば安心。なのでわたしのレッスンではこのテキストを使用しています。

②試験と同じスタイルの問題形式

模擬試験ではありませんが、問題は本番の出題順と同じように解いていきます。GOLDだったら、目次はこんな感じ。

本番も順番はこんな風に出題されます。

③学んでおくとよい語彙分野が書いてある

たとえば「問題2 ちがうものはどれ?」では、食べ物、日用品、スポーツなどが学んでおくとよい分野となっています。これを学んでおくことで、実際に問題を解くのが楽になります。

じゃあこれだけやればOKなの?

はっきり言って、このテキストを完璧に解けるようになれば80%に到達できると思っています。でも英語は点数が取れればいいというわけではなく、言語として身につけたいもの。そう思うと、「英検でいい成績を取る」ことにおさまらずもっと深く学んでいってほしいというのが本音です。ということで……

デメリット

①解説がない

②子どもが一人でやるには難しい

③そもそもの語彙力が必要

①解説がない

こんな風に基本的には文字のない問題です。サンプル問題のページや解答も漢字にルビがあるわけではないので、子どもが「???」となってもこのテキストだけでは解決が難しいでしょう。

②子どもが一人でやるには難しい

上記と重複しますが解説や漢字のルビがないこと、さらにはリスニングということでCDを使用します。PCやスマホにダウンロードしたとしても、それらを使いこなせなければ、子ども一人で学習するのは難しいでしょう。

③そもそもの語彙力が必要

これはデメリットというか、そもそものことですね。犬はdog、猫はcat、車はcar、花はflower……こういった単語を聞いたこともない、なんのことやらさっぱり、では当然解けません。ある程度語彙力が身についていないと、このテキストだけで理解度を深めるのは難易度が高いです。

英検Jr.は、小学生に限らず幼児から取り組める試験です。保護者や指導者が共に歩むことで、点数以上に自信や意欲を高めることにつながっていきます。

テキストの活用法や、わたしがどのように英検を教えているかはまた改めて書きに来ますね!みんなで合格できるよう頑張りましょう~!

英会話ができる子は、リスニングがかなり伸びます。筆記がだめでもリスニングで点数を上げる子も。今はオンライン英会話も多いので、体験してレベルチェックするのもいいかもしれませんね!わたしも英語力を伸ばすため、今年はいくつか体験してみます^^

無料体験のあるものをピックアップしてます↓

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