子どものためのお仕事メディアNARIWAI。第六回は、伝統文化を未来に「空手家」鈴木隆昭さん。
海外にも空手を
東京都大田区で空手道場の主宰をなさっています。市民スペースや保育園、学童などでも指導なさっている鈴木さん。吉川は大田区の道場ではなく、大塚で行われている稽古に体験に行ったことがあります。大人から子どもまで空手を身につけられるように、ご自身の道場だけではなく各地で活動なさっているんですね。
驚いたのは、海外でも空手の指導をなさっているということ。2020年はベルギーにも行かれる予定でしたが、例の世情によって延期に。鈴木さんのFacebookは、全国のお弟子さんでいっぱい。国内だけではなく、世界中に日本の伝統文化を広めていらっしゃるということです。
伝統文化を継承するとは、ひとことで言っても生半可なものではありません。それを背負っているわけですから、鈴木さんもおっしゃったように厳しい稽古がつきもの。研修という名の下積みもあるそうです。
未来につなぐ
ただやるだけなら、厳しさはそこまでないかもしれません。でもそれを未来につなぐというのは、大きな役割です。沖縄で生まれた「国際松濤館」の空手を、国内、海外、そして未来へ。誰にでもできることではないと思います。
では、そのために何が必要なのか?
大変なことは、空手のことについての勉強ですね。武道の歴史を学び、武道に対するトレーニングをたくさんしました。稽古は、心や自分自身への気持ちを強くすることでもあります。学校では教えてくれないことです。
かのぴ:
鈴木先生の思う、「強さ」とはどういうことですか?腕力やはっきりとした力の差のことではなく、自分がそれを貫こうとしたときに貫いたら強さになります。
http://nariwai-kids.com/archives/1745
「強さ」。これはかのぴが非常に良い質問をしてくれたと思っています。これは空手をしている人たちだけではなく、誰にでもいえることではないでしょうか。
鈴木さんのお話の中で一番印象に残ったのは、この「強さ」の部分でした。そこを大事にされているということがよくわかります。
肉体だけではなく、精神の「強さ」。駆け出しの保育士だったあの頃。わたしもほんの少しは強くなれたかなあ、と思いながら聞いていました。
大人のみなさんもぜひご覧ください!
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