こんばんは。
こんにちは。民間学童の所長を4年ほど行っていた吉川です。ちなみに保育歴は、
◆保育補助
◆保育士
◆学童施設で立ち上げから所長
◆現役の保育士(主任)
です。写真の整理をしていたら学童時代のものが出てきて、懐かしいなと見入ってしまいました。働くのが楽しいと思えたあの頃。わたしの宝物です。
イベントだらけの学童
学童時代は、子どもたちとしょっちゅうお出かけをしていました。課外活動、といえば聞こえはいいでしょうか?笑 ディズニー、スキー、プール、藤子・F・不二雄ミュージアム、カップヌードルミュージアム……。行った場所はもう数えきれません。
民間学童ということで、活動は自由でした。企画提案をして許可が下りれば、計画をして実行。毎月のようにイベントがありました。長期休みは週1でお出かけをし、毎日午前と午後にミニイベント。先生たちは企画に準備に、相当大変だったと思います。
イベントひとつ、チーム分けひとつにしても職員間でもよく話し合いをします。どうすれば全員が楽しく過ごすことができるか。どうすればここを好きになってもらえるか。今思い返しても大変だったよね……本当にごめん……(先生たちはこれ読んでませんが 笑)。
わたしたちは、家でも学校でもない、第三の場所をつくりたかった。でももちろん所長ですから利益も考えなくてはなりません。にもかかわらず、イベントは利益はあってないようなものでした。何せ開催が多いので、参加費が高いと保護者の負担になってしまうからです。
じゃあなぜイベントをやるの?
それはもう、子どもたちが楽しんでくれるようにというのが大前提。
小学生の放課後は1,600時間といわれています。その時間をどう過ごすか、これは結構重要だと思うんです。さらにイベントをするとなると、土曜もしくは日曜をわたしたちの(学童の)ために費やしてくれる。
これを利益重視にすることは、わたしたちにはできなかった。企業ではあるけれど、利益のために子どもたちの時間を使わせられなかった。良いことを言っているようですが、これってある意味所長としては適任ではないんですよね。白か黒か、100か0かじゃなくても、その間はどこかにあるはず。
でもわたしたちは少しずつ「利益と言えないくらいの利益」と、子どもたちの「大好き!」を得ていったわけです。イベントがすべての要因ではなかったにしろ、かなり大きな割合を占めていたと思います。家族でも、学校の友達でもない「仲間」と過ごす時間。それが子どもたちによい影響があったのなら、それがいちばん。
なかなか打ち解けられなかった子が、イベントを通して仲良くなることもありました。一緒にお出かけやお泊りをすることで、初めて話したり一緒に行動したりと少しずつ仲良くなっていってくれました。その姿を見ると、毎回じわっと目に熱いものが浮かんだものです。
3年で、子どもたちの数は10倍にもなりました。先生たちの頑張りと子どもたちの大好きが保護者に伝わって、お金としても、心としても、大きな利益となりました。イベントは相変わらず「利益と言えないくらいの利益」しか出ませんでしたが、人数が増えれば収入は増える。会社にも(ほんの少しは)貢献できたかなと思います。
積み重ねてきた愛が、形になったと言えるでしょう。時間はかかっても、愛情と誠実さは必ず実を結ぶ。わたしはそう信じています。信じて待ってくださった会社にも、感謝しています。なにより、同じ方向を向いて共に歩んでくれた先生たちには言葉もありません。
思い出は色あせない
子どもたちと撮った写真は会社のものなので、わたしの手元にはありません。たくさん思い出あるのになあ……。でも風景を取ったものは残ってます。草津、大変だったけど楽しかったなあ。
4人の子どもたちと記念写真を撮ってもらっていたとき、近くにいた夫婦に「4人姉妹!?」「すごいですね!」って言われたな……。わたしお母さんじゃないんだけど……笑。
写真を見ていると、いろんなことを思い出します。今でもかかわっている子がいるのはとても嬉しいことです。保護者のみなさんにも感謝しかありません。
今のわたしを作っているのは、間違いなくこの4年間です。子どもたちに、保護者に、先生たちに、会社に恥じぬよう、日々精進しなくてはとYOKAROのことを考えるたびに思うのでした。
今年は、こんな取り組みをしたいと思ってます。ご一緒できる方いらしたら、ぜひご連絡お待ちしています!
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