英語学習

【なぜ英検を学ぶの?】必要?受験に有利?

こんにちは。現役の保育士&英語の講師でもある吉川が、今日は【英検】についてお話しします!

ちなみに指導歴は、

◆家庭教師(中学生5教科)

◆保育士

◆学童施設で立ち上げから所長&で3年間英検講座

◆ベビーシッター

◆現役の保育士(主任)

◆オンラインで英検講座(継続中)

◆オンラインで家庭教師

保持している免許は、

◆中学校教諭(英語)

◆高等学校教諭(英語)

◆保育士

です。今日は、英検を勉強する必要性についてお話ししたいと思います。

英検って何?

英検は正式名称を「実用英語技能検定」といい、5級~1級まであります。Reading、Listening、Writing、Speakingの4技能をチェック。文部科学省講演の検定試験です。

Listeningメインの試験【英検Jr.】もありますよ。これは幼児から取り組むことができ、合否ではなくパーセンテージで理解度を図るものです。

英検に関する記事はこちら!

小学生のうちから英検を学ぶメリット

2020年から、小学校高学年から英語が教科化されました。年間70時間、週2コマの英語の授業が行われています。従来の中学生が学んでいた半分ほどの単語を、小学校で学びます。わたしたちが3年間かけて覚えてきたものが、今では小学生で覚えなくてはならないんですね。

中学年では、今まで高学年がやっていた「外国語活動」を行うことになります。となると、どんどん下の学年に内容が降りてくるわけですね。中学校で英語にはじめてふれたわたしたちとは、「外国語」に関する楽しみも、負担も大きく違ってきます。

 

英検は高校や大学受験に有利なの?

実際多くの、大学・短大・専門学校・高校・高専・中学校で活用されています。大まかに2種類あり、

【入試活用】(入試に活用できる)

  • 出願資格
  • 得点加算・試験免除
  • 加点
  • 判定優遇・合否参考

【英検活用】(入試以外で活用できる)

  • 奨学金・給付金
  • 費用免除
  • 単位認定
  • 授業内活用

となっています。学校の検索はこちら

学校によっては、中学受験から有利になってくるわけですね。

 

なぜ英検なの?

別に「検定試験」には興味がない、という人は多いです。でも「検定試験」だからこそ、日本の学ぶべき英語学習の内容が網羅されているんです。

英検を勉強することで、基本的な文法やReading、Writing、Listeningを身につけることができます。例えば、この写真の内容はどうでしょう?

検定試験ではありますが、学校授業でも使う表現ですよね?そしてこれを覚えていれば、会話でももちろん使えます。How are you? I’m fine,thank you. なんてもう遠い昔のこと。でもとっさに聞かれて、みなさんは何とこたえますか?言えますか?そして、写真のように聞かれて、こたえられますか?

ほかにも、

これは準2級のテキストです。どうでしょう?学校の授業で多くの人が苦戦する「現在完了形」。学校の授業だけで、身についていますか?

また、こちらはどうでしょう?

比較級、最大級、使いこなせますか?

英検ではこうして、学校で習ったことの理解度を図る目安にもなります。もっと言えば、英検に受かるということは、学校の英語がきちんと理解できているということ。その学年の分だけではなく、全体的に学ぶことができ、かつ資格として子どもの頑張りが証明される。

英検1級は、箔がつくだけじゃありません。学習としての英語を、しっかり身につけているという証拠でもあります。小学生で3級や準2級を取る子もいます。中にはそれ以上も。そりゃあ、受験でも考慮されるわけですよね。「しっかりと英語を身につけている」のですから。

それでも、「別に英検は受けなくてもいい」でしょうか?

 

子どもたちの未来に、英語は必要不可欠

「話せればいい」「伝わればいい」というのは、コミュニケーション上の話。将来子どもたちが大人になったときも、果たして今の日本と同じ状況でしょうか?

ほんの数年前まで、英語は中学校から学ぶものだったはず。それが今ではどうでしょう、4年ほど前倒しになっています。学校や学童、保育園や幼稚園にネイティブスピーカーがいるのも珍しくないですよね。

  • 日本には、英会話を学んでもアウトプットする場がすごく少ない(特に子ども)。
  • 街中の英語の表記がすごく少ない。
  • 英会話スクールなど講師を介す以外に、英語を話す機会もまたすごく少ない。

それで「話せればいい」「伝わればいい」って、いったい誰に?旅行で少し通じたら、それで満足でしょうか?「食べる、したい、このケーキ、一緒に、わたし」も、伝わるでしょう。単語を知っていれば、相手が読み取ってくれるから。

でも、「行った」と「行ったことがある」は別物ですし、「したい」と「して欲しい」も別物。国際社会に生きていくであろう子どもたちが、20代、30代、それ以上の年齢の人たちと同じ学習方法でいいでしょうか?そこを考えて、小学校で英語が教科化したのだと思います。

そういった部分を、基礎から学びなおせるのが英検です。

子どもたちが大人になったとき、もしかしたら英語を使う仕事がしたいと思うかもしれません。大きな社会で見れば、TOEICのほうが目立ちます。英語のコミュニケーション能力を図るテストであり、就職活動でも評価されやすいからです。

わたしはまず、英検で基礎を整えてから次のステップに進むことをおすすめします。そう思って今も指導をしています。小学校でネイティブスピーカーとの関わりが増えるならなおさら。彼らが会話やコミュニケーションを指導するなら、わたしたち「講師」はそれ以外のReading、Writing、Grammarを教えていきたい。

それぞれの良さが、あるはず。吸収力が高い子どもならなおさら、英語を「覚える・勉強する」のではなく「身につける」ことに重きを置いていきたいなと思います。学習としての英語を網羅してから、TOEICなりTOEFLなりに進む。基礎があるから、きっとわかるはず。

そんな思いで今日も、子どもたちと英検のレッスンに励みます!

「英検って良いかも」と思ったら、ぜひ取り組んでみてください。オンラインですが講師をしてますので、よかったらこちらもご覧くださいね。

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