こんにちは。今日は英検の講座(レッスン)を4年ほど継続して行っている吉川が、今回は中学英語のテキストについてちょっとお話ししたいと思います。これまで小学生を対象に、
◆学童施設で3年間英検講座(週1回45分)
◆オンラインで英検講座(30分~1時間、継続中)
をやってきました。学童施設では児童英検も含め合格率は各級80%後半~90%前半ほどでした。これはなかなか高いのではないかと(でも満足はしていないので、その理由はまた別記事で)。
「小学生じゃん!」「英検と学校の授業は違うでしょ」と思ったあなた。表面にとらわれすぎてはいませんか?
英検についての記事はこちら
ということで、このブログでも中学英語から学習したい人、やり直したい人向けの教材や勉強法を紹介していこうと思います!「中学生の英語の勉強はどのテキスト・参考書がいいの?」「どうやって選べばいい?」に、お答えします。
テキスト選びに迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
テキスト選びに必要なこと
- 見やすさ(適度なイラスト)
- 問題数の多さ
- 解説の充実
- CDまたは音声付き
【見やすさ】
今回の主な対象は、小中学生。大人と比べると、苦手なものに取り組もうとする意欲は低いですよね。ただただ文字がひたすら連なっていたり、英語ばかりだったりするテキストは、子どもにはハードルが高いもの。
適度にイラストがある、カラー(全面でなくてもOK)など、見やすさも重視したいです。視覚的な情報は有効であると思っています。(ほとんどの子が)第二言語なので、文章だけではなく図解があることで学びやすくなるでしょう。
ただし、ある程度理解している場合はかえってイラストが邪魔になることもあります。英検のテキストも、進んでいる子にはできるだけ設問が多いものをおすすめしています。
また、ページ数が多すぎないこともひとつ。一冊を終える達成感は、モチベーションにもかかわってきます。分厚いテキストがいつまでも終わらない……よりも、薄いものを1冊しっかり解き終えることで次のステップアップにもつながります。

【問題数の多さ】
問題が少なく図解ばかり載っているテキストは、「理解したつもり」になりがちです。理解したつもりで数問解いても、頭には残りません。また残ったとしても、すぐに忘れてしまい次回は解けないということになりかねません。
身につけるには、理解したうえで問題を解く、もしくは解きながら理解を深めていく、ということが大事かなと思います。
いずれにせよ、基礎も応用も問題を多く解くことは必要です。ただし、よくわからないのにひたすら解いても、解説が理解できなければ意味がありません。そこで次の項目【解説の充実】がかかわってきます。

【解説の充実】
先生や講師が指導する場合は、その人たちがしっかり解説をするはずです。でも自主学習をする場合は、テキストの解説が非常に重要になってきます。一人で読んでわからなければいけませんからね。
基本的には一人で勉強すると思うと、解説の充実は欠かせません。特に小学生は、これを読んでわかるかどうかがテキスト選びの大きな目安となります。
解説は、設問のページに限りません。「解答」も目を通したいですね。自主学習の罠は、答え合わせにも潜んでいます。
答え合わせをする際に、なぜこれが正解なのか、なぜ間違いなのかがわからないとなかなか覚えられません。ただ解いて正解・不正解を分けるだけになってしまいます。
「理解したつもり」にならないよう、解説もチェックしてくださいね。

【CDまたは音声付き】
正しい発音やイントネーションを学ぶには、ネイティブの発音が一番です。学校の授業は100%ネイティブ講師というわけではない(小学校でも、都合によっては担任の先生が授業することもあるんだとか)ので、CDや音声を有効活用しましょう。
ジャパニーズイングリッシュ(日本人特有の英語の発音)に慣れていると、リスニングは特にハードルが高くなります。peopleをピーポーと言っていては、実際の発音を聞いたときに「??」となるでしょう。
今はアプリのQRコードがついているものもあります。CDプレイヤーがなくとも、スマホひとつでリスニングができるのは便利ですね。わたしも英検のレッスンでは、リスニングはアプリを使っています。

おすすめのテキスト・参考書
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
中学英語を一通り学びなおすことができます。ざっと網羅されています。基礎の基礎から載っているので、何がわからないかわからない人も勉強しやすくなっています。
音声が2枚付いているので、聞く力もつけることができますね。無料解説動画も見られるので、自主学習にもぴったり。
中1英語をひとつひとつわかりやすく
中2英語をひとつひとつわかりやすく
中3英語をひとつひとつわかりやすく
前述のテキストを、さらに細かく学年で分けたものがこちらです。先ほどのテキストは3年間を一冊にまとめてあるので、ざっとではなくしっかり基礎から学びたい人はこちらをおすすめしています。
中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本
1冊目と同じく3年間の内容が凝縮されています。ただし文法用語は最低限しか使われていないので、比較的簡単ではありますが他のテキストと併せて使うのがいいかもしれません。
もちろん基礎から学ぶことができますし、音声もダウンロードできるので便利ですね。
おまけ
かわいいものや動物が好きな人は、こちらもおすすめ。コウペンちゃんが励ましてくれるので、頑張れそうな気がします 笑。ワークブックというよりは参考書ですが、わかりやすく、また見やすく解説がしてあります。例文はもちろんペンギンが登場!笑。
おわりに
いかがでしたか?苦手意識が強い人も多い英語。ですがもう、小学校から必須科目になっているということはそれだけ社会で必要になってきているということ。
中学生になると、数学や理科や歴史、地理、公民など項目も増え難易度も上がってきます。そこに英語が入ると、成績に伸び悩む子も出てきます。
そうならないよう、小学生のうちから楽しく英語を身につけていってほしいものですね。テキストに迷ったら、ぜひ参考にしてみてください!
なお、オンライン家庭教師の生徒も募集中です。よかったらご連絡くださいね^^

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